第136回(平成18年下半期)の直木賞は該当作品なしという結果になりました。
受賞作がなかったのは、第128回(平成14年下半期)以来4年ぶり、通算29度目。
だから決して珍しいことではないのだけど、今年のレベルが低かったとも思えないし、北村薫さんのような大ベテランの作品を今さらというタイミングでわざわざ担ぎ上げといて該当作なしっていうのはちょっとバカにしすぎなんじゃない?
こうやって権威を保とうとするつもりなのかもしれないけど、逆にメッキがはがれて賞の価値を貶めているだけのような気がしてなりません。


あたしはてっきり、『四度目の氷河期』と『ひとがた流し』のどっちか、それとも2作品が受賞するものだと思ってたんだけどねぇ。
そしたらね、最後の受賞候補に残ったのは、この2作品じゃなかったっていう記事を見てまたビックリっていうか、あたしがおかしいの? それとも選考委員がいかれてるの? どっちなのさ。

該当作なしの直木賞については、同賞選考委員の阿刀田高氏が「最後に残った池井戸潤さんの『空飛ぶタイヤ』と三崎亜記さんの『失われた町』の2作品に、それぞれ強い賛否の意見があった。これまでの直木賞の水準から見て、候補作が特に劣っていたわけではなかった」と説明した。(http://www.asahi.com/culture/update/0116/018.htmlから引用)


『まほろ駅前多田便利軒』を読んだ後だけにますます憤りを感じてしまいました。